

自然環境への取り組み
~自然とともに蒸留するという選択~
コスケンコルヴァ蒸留所は、循環型ものづくりの先駆者として、自社のバイオエネルギー発電所で生み出した再生可能エネルギーを主な動力源とし、蒸留を行っています。
原料である大麦は、一粒たりとも無駄にせず100%活用。製造過程で生まれる副産物はリサイクルや再利用に回され、再資源化率は99.9%に達しています。
こうした取り組みにより、CO₂排出量を50%削減することにも成功しました。
私たちの目標は、世界で最も持続可能なウォッカをつくること。
そのために、より環境にやさしい農業のあり方にも目を向け、再生型農業の考え方を積極的に取り入れています。農業は、世界のCO₂排出の中でも大きな割合を占める分野のひとつ。
だからこそ、原料から向き合うことが、未来への一歩になると信じています。
この取り組みは、畑だけにとどまりません。
パッケージにおいてもCO₂排出量の削減を進め、2026年までに生産工程全体を
カーボンニュートラルにすることを目標にしています。
大地の恵みを、できるだけそのままに。
そして、次の世代へと手渡していくために。
コスケンコルヴァは、自然とともに歩む蒸留を続けています。


コスケンコルヴァ・ウォッカは、世界でも最北の地域で育つ大麦からつくられています。
この土地の夏は特別です。
およそ1か月ものあいだ太陽が沈まず、昼も夜も光に包まれます。
その豊かな日照が、大麦の酵素の働きを高め、力強く、香り豊かな実りをもたらします。
フィンランドの短い生育期間に合わせて開発された、
「サーナ」や「エルメリ」といった改良品種も使用しています。
厳しい自然の中でもしっかりと育つ、ここならではの大麦です。
コスケンコルヴァで使われる大麦のほとんどは、村から半径200km以内の畑で収穫されたもの。
年間に使用されるフィンランド産大麦は、約2億1,000万キロにものぼり、これは国内総収穫量のおよそ12%にあたります。
この数字を、少し身近に感じてみてください。
それは、一年365日、毎日17台のトラックが、大麦を満載して蒸留所へ運び続けているのと同じ量です。
北の大地と、尽きることのない夏の光。
その恵みが、コスケンコルヴァの一滴を支えています。
世界最北の大麦から生まれるウォッカ

大地が磨いた、もうひとつの原料
コスケンコルヴァ・ウォッカに欠かせない、もうひとつの大切な要素。
それが、ラジャマキで湧き出る、100%無濾過・未加工の天然水です。
フィンランドの湧き水は、その清らかさで知られています。
雨や雪解け水は、サルパウセルカの尾根をゆっくりと通り、
砂と岩の層に自然にろ過されながら、時間をかけて磨かれていきます。
化学処理を一切行わないこの水は、
澄みきった透明感と、やわらかくフレッシュな味わいを持っています。
この水は、地下7〜8メートルから毎日くみ上げられ、
外部の検査機関によって定期的に水質検査が行われています。
そしてこの貴重な水源を守るため、アノラ社は取水地一帯の土地を所有し、
建物の建設を制限するなど、地域の環境保護に取り組んでいます。
大地が何年もかけて磨いた一滴を、そのままボトルへ。
それが、コスケンコルヴァの水です。

土地を未来へつなぐ、再生型農業という選択
環境再生型農業は、従来の農業とは異なる考え方です。
ただ収穫するだけでなく、大気中のCO₂を土壌に取り込み、蓄えることで、地球そのものを回復させる力を持っています。
この農法は、生物多様性を豊かにし、養分が川や海へ流れ出るのを防ぎ、
同時に、より質の高い作物を安定して育てることを可能にします。
さらに、干ばつや害虫への耐性を高め、土壌の保水力を向上させることで、
自然と共に生きる強い農業を実現します。
再生型農業は、単なる技術ではありません。
それは、この土地を、次の世代へどう手渡すかという、
大きな価値観の転換でもあります。
もしこの方法が、世界中のすべての耕地や牧草地で実践されれば、
最大3,220億トンものCO₂を大気から取り除ける可能性があるとされています。
これは、現在の世界の年間排出量のおよそ10倍にあたる規模です。
土を育て、空気をきれいにし、未来を耕す。
それが、再生型農業の力です。


